この日記は、東浩紀の文章を読んで、それはあんまりだ、と思う点が多いことを前提に書かれている。
哲学に限らず、学問において、難しいことを厳密に説明しようとする時、難しくなってしまうのは当然のことだ。
啓蒙書を書く場合は、どこを本質と捉えて、どこを切り捨てるかに見識が問われることとなろう。
ところが、こうしたジャンルには、単に簡単なことを難しく言ってごまかすバカも、数多く巣くっている。
東浩紀の全部の文章がバカっぽいかどうかはともかく、バカなものを書く瞬間は数多い。この日記は、そのへんに文句を言うためである。