2003-12-01から1ヶ月間の記事一覧

批判と分析

映像批判に消費社会批判。 東が、これらの批判的視点にマトリックスの価値を見出したから、そうした視点がない続編がつまらない/価値がない、という主張は、よくわかる。 ただ、それだけでは、彼の言う「ベタな批評」に過ぎない。 批評は、作品に価値を発見…

作品論的批判?

さて、文章を読んでの感想だが、問題は、それらが、なぜ、「解釈の欲望を駆り立てる」のかが説明されていない点だ。 映像批判がされていると、解釈したくなるの? 消費社会批判がされていると、解釈したくなるの? したくなるとしたら、どうして? どんな人…

マトリックスってどうよ2?

さて、マトリックスのメタ批評の続きである。 前回、「作品論的な視点から批評する」と言う東は、今回で、「マトリックス」の魅力を以下のように分析している。 メタフィクションと映像批判と消費社会批判の3つの軸が交差するところに立ち現れたエンターテ…

その他のコラム

コラム自体は、特に長い「論」を語るわけではなく、「旧作新作かかわらず、面白そうな作品を見かけたら貪欲に書き散らす」のだそうだ。 ロングインタビューは、面白そう……なんだが「きみぼく」をまだ読んでないので、あらためて。 佐藤心のコラムは、趣味が…

創刊準備号

望月は、まだ生きてます。 さてさて、楽しみにしていた東氏の新規メルマガ、波状言論の創刊準備号が公開されました。次号以降も、これから申し込む予定です。 まず、東氏本人による巻頭コラム「crypto-survival noteZ」は、個人出版と商業出版に関して。 個…