2008-01-01から1年間の記事一覧

俺なりの要約〜「歴史=物語」の倫理学〜

http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20081218/p1 これを読んで色々考えている。以下、今、俺が理解できた範囲内での要約。 人間は全部の事実を完全に知ることはできないし、その不完全な事実をどうまとめるかは人それぞれ。そこには様々な意図や政治はどうしても…

島宇宙ってなんだろう? あるいは程度問題

大勢って、どれくらい大勢? http://blog.sakichan.org/ja/2008/12/15/not_issues_on_the_interpretation_of_hist#comments Apeman氏が「スルーせずに批判すること」を繰り返しても、社会の中で影響される人はいるかもしれないが、俯瞰してみれば、大勢に影…

絶対的真実は問題にしていない

崎山氏の東浩紀擁護 http://blog.sakichan.org/ja/2008/12/14/on_attacks_against_hiroki_azuma ・「絶対的真実」は存在しない ・言論の自由は大切 ・南京大虐殺否定論でも、存在する意味はある。 ・それらを認めないと、弾圧が起きうる。 どれも賛成ですし…

聞く人の気持ちを考えよう

原爆は落ちてない 例えば、どっかの国で、「原爆なんかホントは落ちてない」「落ちたけど、すげー人が死んだってのは日本人のでっちあげ」という話が出てきた、としよう。 日本人として、あるいは個人として、そういうことを言う人に対しては、控えめにいっ…

結果を考えて物を言おう

前提 文字情報ばかりといえば、はてなブログでは、ぼくが公認してもいない速記の断片的引用ばかりがコピーされ「東浩紀、許さん!」とか言われているらしいのだけど、上記のように、ぼくからすればそれは授業の内容についても僕の立場についても明らかに誤解…

東浩紀は何と言うべきだったか

この世に絶対の真実はない。 アポロは月に着陸してないかもしれない。 ナチスはUFOを作っていたかもしれない。 義経はジンギスカンかもしれない。 世界はトゥルーマンショーやマトリックスかもしれない。その意味で南京大虐殺やホロコーストだって、存在…

ションベンを飲まずに飲尿療法を否定するなかれ──実感至上主義

あらゆる説には耳を傾ける価値がある http://www.hirokiazuma.com/archives/000465.html 東浩紀氏の、南京大虐殺に対する話、再び。 講義の速記や対談、雑誌記事などは、どうしても本人以外の編集が入るので、東氏自身がどう思ってるかは気になっていたのだ…

解釈ゲームと織田信長宇宙人説

全ては解釈ゲーム……か? http://d.hatena.ne.jp/nitar/20081114#p1 南京大虐殺について僕はあると思っている しかしあるという奴とないという奴がいてこれを調整するのは不可能 いくらでも理論武装することは可能 この世界で公共性を考えるなら、まずあるい…

科学とニセ科学と宗教

ニセ科学とか科学とかの話で、「科学も宗教の一つじゃないか」とか「科学と宗教を一緒にするな」とか「ニセ科学は宗教の一種で、文句を言われる筋合いはない」と言ったような発言を見かける。 そういった発言の中で、宗教が「盲信」「狂信」とか「思考停止」…

程度問題あるいは糞味噌一緒

こちらの記事を読んで、はてブコメントをつけたところ、反論のエントリをいただいた。 ・元記事 http://d.hatena.ne.jp/magician-of-posthuman/20081116/1226794244 2008年11月18日 motidukisigeru これはひどい 科学か疑似科学は専門家でないと区別つかない…

不完全な情報で判断を下すということ

ちょっと東浩紀から飛んで、違う話題を。 http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20081113/1226560216 Google Adsenseに、クラスター水の広告が載ったことをきっかけに始まった、疑似科学批判と疑似科学批判批判のあたりを読んで気になったことがいくつかあった。 ht…

東浩紀のアニメ観が迷惑なわけ

最終更新から二年も経ち、様々に読者も入れ代わってると思うので、昔のエントリから落ち穂拾い。 → http://d.hatena.ne.jp/motidukisigeru/20030921#1063904298 作画はマズくて動きも平板でいい さて、東浩紀氏は、アニメ批評が低調な理由として、読者の質が…

東浩紀の批評が嫌われるわけ

何事もなかったかのように更新。 http://yaplog.jp/sennheiser/archive/17 http://yaplog.jp/sennheiser/archive/18 こちら経由で(面白かったです。このエントリの内容も触発されたところが大きいです)、 http://www.hirokiazuma.com/archives/000460.html…