2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

(マジギレの残り) ★東さんのコラムは、『波状言論』の夏のコミケの増刊本のための告知が乗っ取りハイジャック。そしてアジテーション。っていうか、いつもより長いじゃないですか! 夏コミが終わったときには燃え尽きているだろう東さん。「われわれは『あ…

「Crypto-survival noteZ」を休載して、美少女ゲーム評論本「ハカギックス」の予告。エロゲがオタク文化の中心だから、評論に値する、という話。エロゲというのを全然知らない人に対する説明としては悪くないが、その分、言ってることに単純化が多いので、一…

ここ最近、「crypto-survival noteZ」の記事しか書いていない。 id:hazuma:20040629より。 さて、まずは残念なお知らせです。著者急病および多忙のため「crypto-survival noteZ」を今号と7月号、休載させていただきます。楽しみにしてくださっている読者の…

AIRとかCLANNADとか

久しぶりにゲームラボの記事。今回のお題は、CLANNADとAIR。以下は要約。1.エロゲの一側面として、彼女をゲットして家族を作り、社会的に認められること、すなわち「父」となることの欲望を、ゲーム上で味わうというものがある。2.しかるにKEYのAIRでは…

映画モデルとコンピュータモデルの話がないな、と、思ったら、今号で書かれていた。 というわけで、おさらい。 東氏によれば、近代というのは、メタレベルと、オブジェクトレベルが、うまく結びついていた時代である。 つまり、一つの大きな価値観があった時…

さて森川は、オウムのように空間感覚が欠落した存在として、「オタクの部屋」について語る。 オタクの部屋の典型は、物がいっぱいで乱雑であり、これはオタクが現実の部屋の空間の感覚価値を下落していることを表すんだそうだ。 で、これもオウムと話は一緒…

森川嘉一郎の「趣都の誕生」が見つかったので、前に書いていた懸念点等。 最初に書いておくが、「趣都の誕生」全体は良い本である。秋葉原という街の成立と変遷を、きちんとしたデータを踏まえて追ってゆく著者の筆致とその結論はスリリングだ。 以下の批判…

さてさて、あらぬ方向に話を振り続けてきたcrypto-survival noteZ、10号にしてやっと、モダンとポストモダンの違いについて具体的に言及したのだけれども。 内容が肩すかしなところは変わらない。過去の文章の末尾を見てみよう。 近代社会のネタ/メタ分割…