2005-01-01から1年間の記事一覧

学術用語その他

http://d.hatena.ne.jp/hhosono/20050217#p3 望月さん(id:motidukisigeru)との議論だが、ぼくの意見に対して、望月さんがすぐに反論してくれるのに対して、ぼくの反論は概して遅くなりがちである。近頃はそれがかなりひどくなっている。それはぼくと望月さ…

オタクの定義には懐疑的

http://d.hatena.ne.jp/hhosono/20050208#p2 了解しました。ただ、ぼくの戦略は、個々のOTAKU系作品を受容している人々や、それぞれの嗜好を一度、棚上げして、OTAKU文化の歴史の中から、それぞれの時代を便宜的に分割して、そこから売れた作品、…

オタクの定義には懐疑的

過去にぼくはid:hhosono:20031207#p2において、オタクの記述を試みました。この試みがオタクに対する記述として正確かどうかは、読者諸賢のご意見を待ちたいところですが、やはり狭義のオタクの枠をぼんやりとしたものでも提示することは、今後、少しずつ試…

オタクの定義?

そもそも、オタクというのは、意味が拡散している言葉なので、万人共通の定義などあるわけがありません。 しかし、そこにおいて「共通の定義がないんだから、言ったもんがち」というのも、言うまでもなく、あやまった行為です。 だいたい急に定義に走るから…

オタクの定義?

http://d.hatena.ne.jp/hhosono/20050203#p2 望月茂さんのはてな日記id:motidukisigeru:20050123で「僕には細野さんがOTAKUの輪郭を捉えきれていない印象を受けました。捉えている記号の具体例が示されていないから確信ではないのですが…。」という指摘がコ…

記号操作について、その3

今回の望月さんの文章を読んでいて解ったのだが、ぼくと望月さんで共通の見解があるにも関わらず、議論の展開の過程でズレが生じ、それが対立に見え、議論があらぬ方向に向かっている部分があるため、一度、時間を取って熟考し、望月さんの文章に対して、ぼ…

記号操作について、その2

http://d.hatena.ne.jp/hhosono/20050122#p1 マンガについて考える時、以前にも言及しましたが、それこそ手塚治虫がマンガ記号論を提唱しているように、表象そのものとしてのマンガにおける象徴的記号性は多くの人に指摘されています。ぼくはその文脈で「記…

記号操作について

http://d.hatena.ne.jp/hhosono/20050122#p1 ぼくがOTAKU文化における記号操作として言いたかったのは、OTAKU文化は主として視覚的な記号の操作を他のジャンルに比べてきわめてラディカルに実践しているということです。 (中略) それに「萌え要…

引き続き、細野さんにいただいた記事についてである。 http://d.hatena.ne.jp/hhosono/20050120#p2 ぼくの書き方が適切でなかったことによるものですが、上記の文章ではOTAKU文化≒ハッカー・カルチャーであることと、東さんによるある種のハッキングに…

細野さんにいただいた記事についてである。 http://d.hatena.ne.jp/hhosono/20050119#p1 http://d.hatena.ne.jp/hhosono/20050120#p1 おそらく、東さんは社会や文化に対する大雑把な見取り図を作り、そこに新たなネットワークを付け加えるという戦略、つまり…

12月号のメタリアルクリティーク。今回は、HajouHakagixこと、「美少女ゲームの臨界点」について。 東の語るところによると、「美少女ゲームの臨界点」の目的は、 美少女ゲーム全体をサーベイすることよりも、まずは「美少女ゲーム」に歴史を見いだすことの…

さて、細野さん(id:hhosono)のところで、望月の議論への批判が始まっています。http://d.hatena.ne.jp/hhosono/20041223#p2 まだ、議論の整理の段階なので、読んでますよ、ということぐらいなのですが、一点。 この中で、ぼくは点は3つめの、東浩紀の批判者…

ぼちぼちはじめます

波状言論の購読費が切れて、なんとなく止まってましたが、冬コミも終わったことだし、ぼちぼち再開しようかと。