趣都の誕生
森川氏のオタク理論は、オタクの個室(いわゆる魔窟と呼ばれるタイプ)を精神分析しようというものだ。 それに関し、前回の記事では、オタクの部屋にモノがあふれるのは、オタクがモノをたくさん買いたがり、触れたがるという物理的必要性が、まずある、と、…
森川嘉一郎の各種発言が、わりと「いい加減にしろよテメェは」レベルに達している。 まずは、こちらを見てもらいたい。 http://www.jpf.go.jp/venezia-biennale/otaku/j/aethetics.html (前略:萌えについて普通に説明すると、相手にされない)脂ぎったオタ…
さて森川は、オウムのように空間感覚が欠落した存在として、「オタクの部屋」について語る。 オタクの部屋の典型は、物がいっぱいで乱雑であり、これはオタクが現実の部屋の空間の感覚価値を下落していることを表すんだそうだ。 で、これもオウムと話は一緒…
森川嘉一郎の「趣都の誕生」が見つかったので、前に書いていた懸念点等。 最初に書いておくが、「趣都の誕生」全体は良い本である。秋葉原という街の成立と変遷を、きちんとしたデータを踏まえて追ってゆく著者の筆致とその結論はスリリングだ。 以下の批判…