本日の日記は、伊藤剛さん(id:goito-mineral)の以下の記事(id:goito-mineral:20040105)に宛てたものである。

先のコミケ後の反応についてid:hesoの見解。「総会屋まがいの与太者」「ゴロツキ」と、厳しい言葉が並ぶけれど、「嫁いびり」ってのはなかなか当を得た比喩だと思う。

http://d.hatena.ne.jp/heso/20040104

これが「外部の視線」ということだろう。「嫁いびりの婆ァか」といわれた当人は厳粛に受け止めたほうがいい。

「外部の視線」を重視されるのであれば、もう一つ、私からも。

 はてなダイアリーを読んでいる方の中で、実際にコミケに出向かれた方、サークルとして参加された方は、少ないと思います。そういう方には、東氏のサークル参加の何がどのように問題になっているのかが、わかりにくいでしょう。

 簡単に言うと、コミケの出店というのは、とんでもなく狭いのです。180X45センチの机を、2サークルで半分ずつ使うため、使えるスペースは90センチ。その90センチ幅に、椅子2個と売り子と荷物が入り、在庫の本を置くわけです。

 狭いのはどこのサークルも同じなので、なるべく隣にはみ出さないようにするのが、重要なマナーです。椅子や荷物、机のスペースもそうですし、来るお客さんもそうです。
 お客さんがたまると、ついつい隣のサークルさんにはみ出しがちになって(なにせ90センチですから)迷惑になることがあります。そのへんにも気を遣います。

 今回の、東氏のサークルには、私は行ってませんから、現状は見ていません。日記を読んだだけです。読む限りにおいて、自分のサークルの専有面積より広く使っていることがわかります(隣から椅子借りてるとか、4人でコピー本作ってるとか。島端でも、そんな余裕はないでしょ)。

 Toshiさんが述べたこと事実かどうかは私にはわかりませんが、「コーラの缶を隣のサークルに置いた」*1が、もし正しければ、それは、「嫁いびり」どころではなく、ものすごく大きな迷惑です。
 Toshiさんに対し、id:hesoさんが当事者でない人が伝聞で文句を言うなというのは理解できますが、「あんな鷹揚な集まりの事で、なんでここまで細かくグチグチ言えるんだ」というのは、コミケについて不案内な故の間違いだ、と思います。みんな、自分の狭いスペースでやりくりすること、隣に迷惑かけないことに神経削ってるんですよ。

 そのへんをコミケについて知らない方が勘違いされるのは、まぁ仕方ないことだと思いますが、コミケについてご存じであろう、伊藤剛氏が、そのへんを無視されて「外部の視線だ」とおっしゃるのは、一方的に思えたので、この日記を書く次第です。

*1:隣のサークルの椅子に置いた、と書きましたが、誤認でした。TOSHIさんの書き込みは「聞けば、コーラの缶を隣のサークルスペースに置いたまま断りもしなかった」でした。訂正させていただきます。申し訳ありません