今回は「新本格魔法少女りすか」など。相変わらず西尾氏のコメントは、面白い。「都道府県のキャラ立ち」とか。

 前回の硬派な内容に比べると、今回は、太田編集長&波状編集部の面々が、わいわい盛り上がる第1回のノリ。個人的には前回のほうが好みだが、さておき、西村キヌは神で、スト2に数十万つっこむのはデフォであろう。考えてみれば、西村キヌが表紙でなければ、ファウスト1号は買ってない可能性が高く、となると、この日記もなかったことになる*1。ハレルヤ、西村キヌ。ハレルヤ、AKIMAN、ハレルヤ、NIN。

 太田氏の持ちキャラだが、発売直後、研究不足で弱いと言われてた頃からのダルシム使い、というのが、個人的な予測。

 さてさて、「ファウスト賞と血の交換」に、色々な人が、いっせいにツッコミを入れたのは記憶に新しい。

 俺の場合、「吸血鬼と同性愛」の登場傾向に対して東氏が語った屁理屈に対し、おおかたの作品においては、吸血行為というのは、セックスの代用品であって、別に新しいものでも最近の流れでもない、と、述べたつもりだ。

 ただし、東氏の以下のコメントには、結構、期待していた。

実は「波状言論」02号では、上記問題と絡む僕のリスカ解釈を直接西尾さんにぶつけています。購読者のみなさんは楽しみにしていてください。

 おおかたの応募作品にとって、吸血テーマが陳腐であるのはいうまでもないが、それはさておき西尾維新の「新本格魔法少女りすか」における血のテーマには、新たな解釈、面白い解釈があり得るかもしれない。
 そのへんが読めれば面白いな、と思っていた。

 で、問題の部分。

東:僕がもう一つ「りすか」で面白いと思ったのは、「血を混ぜる」ということです。あれはセックスのメタファーなんですね。

 わかってるよ! つーか、だめじゃん! 

 気になる「私たちの身体は、性的な身体以前に、何よりもまず、血液という情報媒体が満ちた流体的なデータバンク」に当たる部分はどこかというと……。

佐藤心:あの、ちょっといいですか? 僕が思ったのは、魔法って言語じゃないですか。それで、血も言語なんですよね。遺伝子というプログラムが入っているから。だからプログラミング言語と言葉という日常的な言語が「血」というメタファーでうまく混ぜ合わせられていて、種類の違う言語が一つのものとして扱われているし、「言語」という視点からも多様に読み解けるのではないかと……。

東:そういえば血に魔法の術式が入っているという記述があったね。血がプログラムになっている、そしてそれが魔法を発動させる、というあの発想も興味深いものでしたね。ともあれ、今後の展開を楽しみにしてます。

 知ってるよ! つーか流して終わりかよっっ!

*1:まぁなかったほうが世のためだった、と思う向きもあろうが。