結果を考えて物を言おう

前提

文字情報ばかりといえば、はてなブログでは、ぼくが公認してもいない速記の断片的引用ばかりがコピーされ「東浩紀、許さん!」とか言われているらしいのだけど、上記のように、ぼくからすればそれは授業の内容についても僕の立場についても明らかに誤解している。そもそも、そんなに真実が大事だと思うのならば、そのかたがたは実際にぼくの授業に来て質問したらいいのではないでしょうか。
http://www.hirokiazuma.com/archives/000465.html

と、いう記事があった。


さて、大学というのは、結構、学生以外や関係ない授業も入れてもらえるものだけど、全然知らない人のとこに勝手におしかけるのは、よろしくない。
行くのも授業を聴講するのが前提であって、授業と関係ない話をしにゆくとなったら、これは問題だ。
授業の流れとかがわからない中で、「そーいえば、ブログの話ですけど」という質問をしたら迷惑だろう。


まぁそう考えてゆくのを遠慮していた。そうしていたら。

結局、東工大の授業に歴史認識問題を問いただす学生などだれひとり現れず、それどころか先週はいたゼロアカ生さえすっかり消え、いささか拍子抜けした東浩紀です。

つまりは、あいつらにとっては東浩紀はネタでしかないんだよなあ、とあらためてコミュニケーション志向社会の現実に思いを馳せてしまったりしました。
http://www.hirokiazuma.com/archives/000466.html

こんなことを書かれたので。
え、行っていいの? 本気なんだね?
と思ったわけだが(いや俺は行かなかったけど)。

結果

http://www.hirokiazuma.com/archives/000470.html
http://d.hatena.ne.jp/buyobuyo/20081212/p4
http://d.hatena.ne.jp/toled/20081213
http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20081213/p1
まぁ読んでください。


さて現場にいなかった人間として、細かい事実関係や真偽等はわからない。


でもさぁ、普通に考えて、前提のところに書いてあるようなことをしたら、人が来ておかしくないよね。
その人達は、東浩紀氏の意見の反対者なわけで、また、東浩紀氏も、そうしたネットの発言者のことを批判しているわけで、すっごい好意的な人と和気藹々という展開は望めないことは確かだろう。


事実関係について東氏の記事だけを採用したとしても、この対応、この結果は、あまりにも幼稚すぎないだろうか?


呼んだ相手が来たなら、受け入れるべきだろう。
いきなり来てほしくないなら、そういう告知をすべきだろう。
そもそも来てほしくないなら、挑発しないべきだろう。


誰でも予想できるトラブルが起きたことに逆ギレするのは、かなりどうかと思う。