ゲームラボ

12月号のメタリアルクリティーク。今回は、HajouHakagixこと、「美少女ゲームの臨界点」について。 東の語るところによると、「美少女ゲームの臨界点」の目的は、 美少女ゲーム全体をサーベイすることよりも、まずは「美少女ゲーム」に歴史を見いだすことの…

購入。お題は「華氏911」 特にツッコミどころなし。

奈須きのこ、優遇されてる?

僕は基本的には『ファウスト』を応援しているし、はっきり言って小説誌でまともに読んでいるのはこの雑誌しかないのですが、上記の点で、第三号の目次予定にはどうしようもない違和感を覚えています。 波状言論12号 僕は今号の「ファウスト」の編集方針、具…

奈須きのこ罵倒

で、奈須きのこだ。 僕は今号の「ファウスト」の編集方針、具体的には、ライトノベルとゲームが融合した新しい小説の可能性を奈須きのこに代表させる方針に強い違和感を感じている。 それはひとことで言えば、奈須の作品に、「物語を語ることへの戸惑い」が…

勝利宣言

僕は昨年9月号のこのコラムで、「ファウスト」創刊を取り上げた。僕はそのとき、これからは、アニメがオタク的想像力の中心を占める時代は終わり、ライトノベルとゲームの交差点にある新しいタイプの小説がその位置を占めることになるのではないか、と記し…

奈須きのことか

今月のゲーラボ、お題は、奈須きのこ叩き。メルマガでやるのも、相当のもんだと思っていたが、まさか商業誌コラムでやるとは思わなかった。開いた口がふさがらない。・メルマガでの奈須きのこの言及は、こちら参照。 http://d.hatena.ne.jp/motidukisigeru/2…

その3 メディアミックス戦略の偽善的拡大

いちばん気になるのがここ。 東の論拠は以下の通り。・「イノセンス」はオタ向けマニアック作品であるのに、一般に向けて宣伝された。 ・「スチームボーイ」は、大友作品なのに、中身空っぽのダメ作品となってしまった。 ・コンテンツビジネスがどうこういっ…

その2 国家的威信

モノ作りで負けて来て、コンピュータソフトとかでもまずいんで、日本は、コンテンツビジネスに色気を出してるらしい。 オタクのコンテンツを、日本の国際的なプレゼンスを高めるために使う動きは、いまや政策レベルで動き始めている。 のだそうだ。 ほうそう…

その1:世代的な混乱

人気のある作品について、「第1世代、第2世代」に受けた作品と、「第3世代」に受けた作品が、いっしょくたになっている。そのままだとブームが方向性を見失う、だそうだ。 何度も書いているが、このへん、一番、見失ってるのは東浩紀なので、どうでもいい…

オタクバブルって?

東は、例えばポケモンのような大衆・子供向け作品ではなく、 マイナーでマニアックな作品群、つまりは「オタク」のコンテンツが、そのまま社会的認知を受け始めているように見えるのである。 と語る。 いや、受けてないって。 メディアミックスやらコンテン…

クリエーターを「保護」すること

今回は、オタクバブルへの不安について。

AIRとかCLANNADとか

久しぶりにゲームラボの記事。今回のお題は、CLANNADとAIR。以下は要約。1.エロゲの一側面として、彼女をゲットして家族を作り、社会的に認められること、すなわち「父」となることの欲望を、ゲーム上で味わうというものがある。2.しかるにKEYのAIRでは…

今月のゲームラボのコラムは、オタクとオウム真理教について。 東の論点は2つ。1.オウム真理教は、オタクに対して大きなトラウマを与えた。オウムの中のオタク的な要素に自分と近いものを見出し、「俺も、ああなっていたかもしれない」という恐怖をオタク…

「テレビゲームの博覧会」であるLEVEL-Xに行って来たけど、ただ機体とデータが並んでるだけで、きちんとした歴史的な位置づけなどの解説が物足りなかった、という内容。 誰に向けて書いているのか、不明な記事。 こういう記事は、イベント自体の解説を臨場感…

批判と分析

映像批判に消費社会批判。 東が、これらの批判的視点にマトリックスの価値を見出したから、そうした視点がない続編がつまらない/価値がない、という主張は、よくわかる。 ただ、それだけでは、彼の言う「ベタな批評」に過ぎない。 批評は、作品に価値を発見…

作品論的批判?

さて、文章を読んでの感想だが、問題は、それらが、なぜ、「解釈の欲望を駆り立てる」のかが説明されていない点だ。 映像批判がされていると、解釈したくなるの? 消費社会批判がされていると、解釈したくなるの? したくなるとしたら、どうして? どんな人…

マトリックスってどうよ2?

さて、マトリックスのメタ批評の続きである。 前回、「作品論的な視点から批評する」と言う東は、今回で、「マトリックス」の魅力を以下のように分析している。 メタフィクションと映像批判と消費社会批判の3つの軸が交差するところに立ち現れたエンターテ…

リローデッド

で、次号では、まず「リローデッド」が、単体で解釈の欲望を刺激しない原因から語ってくれるらしい。 「リローデッド」が、つまらないのは同感である。 ただコレ、解釈の欲望を煽る記号だけは、きっちり入ってるんだよね。 基本的なトーンは、二元論の否定。…

マトリックスってどうよ?

今回は内容には、それほど反対がない。「マトリックス解説の仕事受けちゃったけど、そういやこの号が出るころにはレボリューションが公開されてるんだよな。まずったなぁ、まだ見てないから結論、書けねーよ」という言い訳に紙面の大半を使うのは、どうかと…

はてなダイアリーってどうよ?

今月のゲームラボの東(id:hazuma)の連載は、はてなダイアリーである。彼は、はてなが、「閉じられつつ外へ向かう」場である、と称揚している。 その理由として、現在のはてなの規模は、サブグループを育む程度の大きさはありつつ、その中で情報が拡散せず…

 2003/09/19*1

ω x Y のっけから何かと思われるでしょうが、まぁ小学生が、よくやるような落書きです。こんなんでも、じっと見てると、女体に見えてくる(笑)。小学生、中学生の頃は、意外と、こんなのでも興奮したものです。 大人でも、女子禁制、エロ本無しの環境にずっ…